こんにちは。
休日舎のやーとんです。
忙しなく朝から仕事に向かって
帰ってきてからも少し仕事して
寝て起きてまた仕事に行く。
”働かなければ”
という、ある種の強迫観念みたいなものを抱えながら
毎日過ごしている人って
実はけっこう多いんじゃないでしょうか。
でも、
できる事なら切羽詰まった生き方じゃなくて
心に余裕を持って
毎日気持ちよく過ごしたいですよね?
そんなヒントが
遠く離れたスウェーデンの暮らし方に
あったので紹介したいと思います。
ではいきましょう。
目次
スウェーデンと日本
IKEAでもおなじみ、
洗練された家具や雑貨がオシャレなことで
日本人の憧れ(※個人的見解)でもある
「北欧」に位置するスウェーデンは、
日本の1.2倍の国土ながら
人口が約1020万人と
日本の人口のたった8%ほど。
日本から約8,000km離れたこの国には
日本とよく似ているところがあります。
- 時間厳守
- 靴を脱ぐ文化
- 穏やかで控えめな装飾を好む
- 周りの人との緩やかな協調性
暮らしのヒント「lagom」とは
そんなスウェーデンの人たちに
深く根付いている文化に
「lagom(ラーゴム)」があります。
これは、
多すぎず、少なすぎず、ちょうどよく
といった意味合いの言葉で、
仕事や家庭、食べ物やインテリアなど
毎日の暮らしを心地よく過ごしていくために
うまくバランスをとろうと考える概念です。
そのバランスの取れた状態が、
満足・幸せを感じる理想の状態とされています。
ラーゴムな暮らしには以下のようなことが挙げられます。
- 働き過ぎない
- 無駄なモノを持たずに家でのストレスをなくす
- 食べ過ぎない
- 仕事でも家事でも定期的に休憩をいれる
- 家で過ごす時間を大切にする
- 自然を身近に感じる
- 家族や友人たちと楽しむ時間を持つ
ただ、これらは一例であり、
そっくりそのままマネしよう
というものではなくて、
他の良いところを自分に取り込んでみたり
混ぜ込んだりしてみることで
自分にとっての『ちょうどいい』を導き出すこと。
自分にとっての「ちょうどいい」基準があれば、
必要以上のものを欲しがることが
いかに無意味かということに気づかされ
心にゆとりをもたらしてくれます。
10時と15時は「fika」の時間?
そんなラーゴムの概念を形にしたものに
「fika(フィーカ)」があります。
これは、
直訳すると「お茶の時間」のことで、
一旦仕事の手をすべて止め、コーヒーを飲みながら甘いものを取り入れる時間を設けるという習慣です。
これには、
「休むときは休む」を徹底することで仕事にメリハリが生まれ、短時間でも作業が進み、
効率よく質の高い仕事につながる効果があるといわれています。
fikaの時間は1日に何度も取り入れられていますが、なかでも、朝の10時と、日本でもおやつタイムである15時は国中のほとんどの人がfikaをしているそう。
仕事より、趣味よりも、fikaの時間!
だなんてステキですね。
日本ではまだまだこういった考えは少数派だと思うので現実的な実践は厳しいかもしれませんが、
ダラダラ仕事を進めるよりは
「休むときは休む」という考えは大切にしたいですね。
職場の時計をコソッとこんなのに替えみるのもいいかも!?(笑)
自分のニーズに向き合う
日本で、いきなりスウェーデンのように「lagom」な生活するのは簡単ではないかもしれません。
でも、一番大切な事は
自分を見失わないことと、自分に正直であること。
たんたんと毎日をやり過ごしていると、本質を見失い、本来の自分の本当にありたい姿がぼやけがちです。
スウェーデンの人たちは、
一人ひとりが「ちょうどいい」をちゃんと理解し、他人に流されず自分のニーズと向き合うことで幸せを感じているのかも。
自分にも人にも優しく正直に生きることは難しいことですが、「ラーゴムに」を合言葉に、普段のライフスタイルを見直すことで、肩の力がぬけて、たくさんの幸せな時間が増えるかもしれません。
スウェーデンの暮らし方〈lagom〉と〈fika〉はそんなことを教えてくれた気がします。
ではまた。